1月 24, 2016 22:46 Asia/Tokyo
  • SIPRI、「核兵器保有国は、新型システムの建設を進めている」

スウェーデンのストックホルム国際平和研究所が、「全ての核兵器保有国は、新型システムを建設しているか、現在のシステムを向上させている」と発表しました。

イルナー通信の24日日曜の報告によりますと、ストックホルム国際平和研究所は、年次報告の中で、「アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国、インド、パキスタン、北朝鮮、イスラエルは、およそ1万5850発の核兵器を保有している。そのうち4300発は作戦配備の状態にあり、およそ1800発は、警告即発射状態におかれている」としました。

インターネットサイトで発表されたこの年次報告によれば、現存の核弾頭の数は減少しており、その主な理由は、アメリカとロシアの核兵器削減計画の継続にあるが、そのスピードは、過去10年に比べて減少しているとしています。

こうした中、アメリカとロシアは、残りの核兵器発射システムや核弾頭とその製造のために、長期的な費用と包括的な改良に関する計画を有しているということです。

その他の国々の核兵器庫はそれに比べて規模が小さいものの、それらの国の全てが、核兵器の新たなシステムを建設、使用中か、その意志を明らかにしています。

ロイター通信は、昨年8月、報告の中で、「アメリカは、少なくとも7200発の核弾頭を有しており、そのうち1900発は、戦略的に発射準備ができている」としました。

ロシアも、およそ7500発の核弾頭を有しています。

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