ニューヨークタイムズ、「トランプ大統領の移民排斥政策は、アメリカにとって一巻の終わり」
6月 21, 2018 19:27 Asia/Tokyo
アメリカ政府の人道に反する移民排斥政策への抗議が続く中、同国のニューヨークタイムズの著名な記者であるKurt Eichenwald氏が、このような政策の実施はアメリカにとって一巻の終わりである」としました。
ニューヨークタイムズによりますと、Kurt Eichenwald氏は、最近のアメリカ政府による無残な措置に反応し、「トランプ大統領の命令により、子供が母親から奪い取られている」と述べています。
また、「アメリカは、もはや終焉の域に達しており、各国の上に立つ存在ではなく、気違いじみた政権の悪夢の金縛りとなっている」としました。
さらに、「このような行動に出ている以上、アメリカは世界各国からの非難の矢面に立たされて当然だ」と語っています。
アメリカ政府は、今年の4月から不法移民摘発の「ゼロ・トレランス(寛容ゼロ)」政策と称する、新たな移民排斥政策を実施し、移民の親に同行してきた子供2300人以上を、メキシコ国境で親から引き離し、鉄格子の刑務所内に抑留しています。
トランプ大統領のこの人道に反する行動は、アメリカ国内外で大規模な抗議を引き起こしています。