米上院議員が、9.11テロ事件に関する機密資料の公開を要請
8月 01, 2018 20:30 Asia/Tokyo
アメリカの上院議員5名が、2001年に発生した9.11テロ事件関連の資料の機密扱いを解除するよう求めました。
ロシア・スプートニク通信によりますと、31日火曜、ボブ・メネンデス氏、リチャード・ブルメンタル氏、チャック・シューマー氏、クリス・マーフィー氏、そしてクリステン・ギルブランド氏の5名の上院議員らは声明を発表し、「2001年の同時多発テロ関連の資料は、テロリストと諸外国との知られざる関係ややり取りを暴露しうる」と表明しています。
また、この声明では、「アメリカ国民と9.11テロ事件の犠牲者の遺族は、このテロに関する完全な情報を入手する権利がある」とされています。
さらに、「アメリカ司法省や、9.11テロ事件の調査に関するそのほかの機関が作成した、数十ページに渡る資料が、依然として機密扱いとなっている」ということです。
アメリカ上院の新たな承認内容でも、9.11テロ関連資料を機密扱いから外すことが求められています。
9.11テロに複数名のサウジアラビア人が絡んでいたことを裏付ける報告が公開されている一方で、大統領府をはじめとするアメリカの政府関係者は、この問題の追及を差し控えています。
9.11テロに関する28ページの報告書は、2016年にアメリカ議会で提示されています。
この報告書の一部には、9.11テロの事件の実行犯とされる要員が、サウジアラビア政府と関係していた人物らの支援を受けていたことが述べられています。
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