米大統領の最近の対イラン表明に、批判が拡大
アメリカの政府関係者が、イランとの緊張をあおるトランプ大統領の最近の発言を非難しました。
イランへの舌戦を展開するトランプ大統領は、19日日曜ツイッターに、「イランが戦争を望めば、これはイランの正式な終焉となる。二度とアメリカを脅迫するな!」と書き込みました。
また、フォックスニュースのインタビューでは、「オバマ前政権がイランとの間に結んだ核合意は醜悪な合意だった」と繰り返しました。
さらに、「イランとの戦争を望むなら、それは経済戦争となるだろう」と述べました。
アメリカ・コネチカット州選出のクリス・マーフィー民主党上院議員は、ツイッターでのトランプ大統領の発言を、子供じみた脅しだとし、「自分には小学4年の子供がいるが、その子が全軍指揮官だったというのなら、それこそこのような発言をしていただろう」と皮肉りました。
下院情報特別委員会の民主党トップ、アダム・シフ議員は、トランプ大統領に対し、故意にイランとの緊張を煽る行為をやめるよう求め、「トランプ大統領は、対イラン戦争開戦を決意している(ボルトン)補佐官らを制御すべきだ」と述べました。
また、2015年のイランとの核協議でアメリカの上級代表を務めたウェンディ・シャーマン氏も、トランプ大統領のツイートに反応し、「北朝鮮に対する“怒りと炎”のアプローチがイランにも使えると思ったら、それは大きな誤りだ。しかも、北朝鮮に対する憶測もそれほど正しいものではなかった」と忠告しました。
来年の大統領選挙への出馬を表明している民主党のカマラ・ハリス上院議員は、「現在我々が属する政権は、イランを戦争に巻き込もうとしている。だが、毎日およそ20人の退役軍人が自殺している現実に眼を向けていない。我々は、政府のこのような無関心ぶりに沈黙していることはできない」と強い憤りを示しました。
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