視点
視点;米法学者 「トランプ氏の件は米大統領弾劾の中で最も深刻」
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トランプ大統領
法学者らが、現在の米大統領弾劾は米国史上最も深刻なケースだとする見解を示しました。
CNNの報道によりますと、米国の法学者らは、トランプ米大統領が公聴会への本人あるいはホワイトハウス法律顧問による公聴会への欠席によって、その法的意味を削ごうとしているという見解を示しました。
ロサンゼルス検察のデイヴィッド・カッツ補佐官は次のように述べました。
「トランプ氏は、自身の弾劾に関する下院司法委員会の弾劾公聴会で十分な証拠を提出しなくてはならない。しかし、ひたすら回避の理由を探している」
また、歴代三人の大統領(リチャード・ニクソン、ビル・クリントン、ドナルド・トランプの三氏)の弾劾調査に参加した、法学者でもあるゾーイ・ロフグレン議員は、「トランプ大統領の弾劾案件は、ニクソン元大統領のウォーターゲート事件よりさらに深刻だ」と語りました。
同議員は、「ニクソン元大統領は外国に大統領選への干渉をさせることはなかった。だが、トランプ氏の一件は外国人を米国の政治システムに関わらせたことで極めて深刻なものになった」と述べました。
トランプ氏の弾劾調査は、トランプ氏とウクライナのゼレンスキー大統領の電話会談の記録が報道されたことから始まりました。
この電話会談の中で同氏は、来年の大統領選で有力な対抗馬となりそうなジョー・バイデン前副大統領の息子ハンター氏について、法的調査をするようゼレンスキー大統領に要求していました。
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