新型コロナウイルス
イラン当局が国連事務総長に書簡 「生物兵器のない世界を」
4月 08, 2020 19:40 Asia/Tokyo
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アーメリー書記とグテーレス事務総長
イラン文化革命最高評議会のアーメリー書記は、グテーレス国連事務総長に宛てた書簡の中で、国連が政治とは離れたところで、生物兵器に関する国際条約の再考を要請しました。
アーメリー書記は8日水曜、グテーレス事務総長に宛てた書簡の中で、“新型コロナウイルスは世界が一致団結して終わらせなければならない脅威”と指摘し、「新型コロナウイルスが、戦略的な目的で生物学的実験室で生産されたのか、あるいは自然発生して広まったのか、それはさておき、このウイルスは核兵器の生産と備蓄よりもひどい大惨事となっている」としました。
そして、「新型コロナウイルスに対処するため、諸国による鎮静化に向けた取り組みや治療措置と並行して、この凶暴なウイルスの侵攻をより安全で生物学的兵器のない世界の実現に向けた平和的な運動を生み出す好機として活用しなければならない」と訴えました。
アーメリー書記は、「国連は、生物兵器に関連する予防措置、抑止に向けた処罰を強化することで、科学的および人道的研究のもと、人道に反する活動の状況を狭めることができる。そうすることで世界はさらなる安全と平和、そして平穏に向かって歩みを進めることができる」としました。
アーメリー書記は、正義、平和、精神性にあふれ、暴力、支配、戦争、抑圧的な制裁のない世界を望むとし、グテーレス事務総長がこの書簡を国連総会と国連安全保障理事会の席上で採り上げるよう求めました。
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