アメリカが世界における人権侵害の拡大を主張
https://parstoday.ir/ja/news/world-i6118
アメリカのケリー国務長官が、世界各国における人権侵害の増加を主張しました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
4月 14, 2016 22:15 Asia/Tokyo
  • アメリカが世界における人権侵害の拡大を主張

アメリカのケリー国務長官が、世界各国における人権侵害の増加を主張しました。

AP通信によりますと、アメリカで、政府や警察の人種差別に抗議する大規模なデモがたびたび行われている中で、ケリー長官は、13日水曜、世界のさまざまな国を人権侵害で非難し、その増加について警告しました。

ケリー長官は、世界各国の人権状況に関する2015年度の年次報告を発表し、「各国の政府は、この年、民主化と不正撲滅のために努力する団体への圧力を拡大した」と主張しました。

ケリー長官は、イラン、ロシア、中国、キューバ、ベネズエラ、アゼルバイジャンなどの国々を、民間団体を弾圧しているとして非難しました。

ケリー長官は、「一部の国は、市民活動家やジャーナリストを弾圧する中で、彼らを自宅から退去させたり、殺害することさえ厭わない」と主張しました。

さらに、この報告では、「イランでは人権が侵害されており、反体制派に圧力がかけられている。市民としての自由、宗教の自由、表現の自由が制限され、自由で公正な選挙の実施の可能性が存在しない」とされています。

こうした中、少し前には中国の中央テレビが、アメリカを世界最大の人権侵害国とし、「少なくともこの1年間に、アメリカでは、汚職や拷問といった問題に関する2600件以上の調書が作成された」としました。