黒人市民殺害事件
国連事務総長が米国の対応をあらためて批判 「人種差別との闘いは国連の中心的活動」
6月 06, 2020 22:56 Asia/Tokyo
グテーレス国連事務総長は、人種差別への抗議者に対する米国政府や警察の行動をあらためて非難しました。
ロシア・タス通信によりますと、グテーレス事務総長は、ツイッター上で、再度、米政府と治安部隊による人種差別に抗議する人々の対応について非難し、「人種差別との闘いは国連の活動の中心である。国連で働く人々は人種差別による犠牲者との団結、連帯を示し、この分野における自らの懸念を表明するために働いている」と記しました。
グテーレス事務総長はこれ以前にも、米国での人種差別反対運動に対して、「 国連本部がある国の街頭や都市で、暴力を目の当たりにすることは非常に心痛むものだ。苦情や不満は、平和的に語られ、また耳を傾けられるべきことである。米当局は抗議者への回答において、自制を示さなければならない」と述べました。
米国ではここ1週間、特にミネソタ州ミネアポリスを皮切りに、同国での人種差別的対応に抗議するデモが各地で展開されています。
白人警官のデレク・チョーヴィンは先月25日、ミネアポリスで黒人男性ジョージ・フロイドさんの首を膝で押さえつけて窒息死させました。
この事件は米国人全体の怒りを招き、 米国の警察と治安部隊が抗議者鎮圧に乗り出す事態に発展し、トランプ大統領が連邦軍の動員に言及するまでになっています。
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