キューバ議長がアメリカの行動に警告
4月 17, 2016 18:09 Asia/Tokyo
キューバの国家評議会議長が、アメリカ政府がキューバに対して緊張を作り出すような行動を取っていることに、警告を発しました。
ロイター通信によりますと、ラウル・カストロ議長は16日土曜、キューバの人々に向けて、アメリカはキューバとの国交回復やオバマ大統領のキューバ訪問にもかかわらず、キューバの人民革命を終わらせようとしていると語りました。
カストロ議長はまた、5年ぶりに行われた共産党大会の始まりに際して、アメリカの行動に対抗するための準備が必須だとしました。
さらに、アメリカによるキューバへの制裁を解除することが必要だとしました。
カストロ議長は、改革は可能な限り速やかに行われるべきだが、キューバは資本主義の方向には進んでいないとしました。
また、「アメリカはキューバに対して政治的、経済的変化を押し付けない」というオバマ大統領の公約は、信用できないとしました。
オバマ大統領とカストロ議長は2014年、両国の国交を正常化するとしました。
オバマ大統領はまた、3月、歴史的なキューバ訪問を行いましたが、キューバの国内問題に関する彼の立場は、キューバの政府関係者の抗議に直面しています。