トランプ大統領、めいによる暴露本への沈黙破り猛批判
(last modified Sat, 18 Jul 2020 05:04:38 GMT )
7月 18, 2020 14:04 Asia/Tokyo
  • トランプ米大統領とメアリー・トランプ氏
    トランプ米大統領とメアリー・トランプ氏

トランプ米大統領は17日金曜、めいのメアリー・トランプ氏が出版した暴露本について沈黙を破り、「めちゃくちゃ」な人物が「真実性に欠ける内容」を記したと猛批判しました。

CNNによりますと、トランプ大統領はツイッターで、メアリー氏は法を犯したと強い口調で非難しました。自身の両親をメアリー氏が批判したことにも矛先を向け、両親は「彼女に我慢がならなかった」と主張しました。

メアリー氏の暴露本は14日に出版され、トランプ氏を批判的に描く内容となっています。

メアリー氏に対しては、大統領の弟ロバート・トランプ氏が訴訟を起こし、父フレッド・トランプ氏の遺産に絡む守秘義務に違反したと主張していました。しかし、ニューヨーク州の裁判所が最終的に出版を許可し、版元のサイモン・アンド・シュスターによると、14日の発売初日だけで95万部を売り上げ、この数字は同社書籍の初日の販売部数としては過去最高だということです。

メアリー氏は最近のテレビ出演でも、トランプ氏が人種差別的な発言をするのを聞いたなどと主張し、大統領を糾弾してきました。一方、ホワイトハウスはメアリー氏の主張を否定しています。

トランプ氏は一連のツイートで、このほど政権内幕本を出版したボルトン前米大統領補佐官(国家安全保障担当)にも言及し、「ろくでもないばか」などと酷評しました。

メアリー氏は大統領の兄、故フレッド・トランプ・ジュニア氏の娘で、臨床心理士の資格を持っています。

サイモン・アンド・シュスターは2週間前にも、ボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)がトランプ政権在任中のことについて書いた回顧録を発売し、最初の週だけで78万部以上を売り上げたと発表していました。

これまでに発行されたトランプ大統領の関連書籍は衝撃的なベストセラーになる傾向が強くなっています。

著名な米ジャーナリストのボブ・ウッドワード氏が書いた「恐怖の男」は、発売初日の販売部数が90万部。元米連邦捜査局(FBI)長官のジェームズ・コミー氏による「より高き忠誠」は、発売最初の週で60万部を売り上げ、米作家のマイケル・ウォルフ氏が書いた「炎と怒り」は、発売後の1カ月で170万部を超えました。

 

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