米下院、郵政公社に2.6兆円拠出の法案可決(動画)
8月 23, 2020 18:53 Asia/Tokyo
米下院は22日、郵政公社(USPS)への支援として250億ドル(約2兆6000億円)を拠出し、郵便サービスの変更を禁止する法案を可決しました。
米CNNによりますと、法案は賛成257、反対150の賛成多数で可決されました。採決では野党・民主党の議員に加え、与党・共和党からも二十数人が賛成票が投じられました。
下院共和党指導部とトランプ大統領は共和党議員に対し、法案への反対を呼び掛けていました。共和党が多数を占める上院で採決される見通しは立っておらず、法案は成立に至らない可能性が高くなっています。
同法案は、トランプ政権によるUSPSの業務見直しで配達の遅れなどが生じ、大統領選で拡大が予想される郵便投票が滞るとの懸念から、民主党が提出しました。
USPSのデジョイ総裁は18日、業務縮小などの改革を大統領選後まで延期すると発表しましたが、ペロシ下院議長はこれを「不十分」として、法案可決を目指していました。
下院は法案審議のため、9月中旬までの休会を切り上げて招集されました。21日の公聴会では、7月以降の全体的なサービス低下を示す内部資料が紹介され、ペロシ氏は採決に先立ち、超党派の支持が得られるとの見通しを示していました。
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