ベネズエラ・マドゥロ大統領 「トランプが私の暗殺を承認した」
(last modified Wed, 02 Sep 2020 09:38:58 GMT )
9月 02, 2020 18:38 Asia/Tokyo
  • マドゥロ大統領とトランプ大統領
    マドゥロ大統領とトランプ大統領

ベネズエラのマドゥロ大統領は、米トランプ大統領が自身の暗殺を承認したと述べ、暗殺を実行しうる狙撃兵の捜索を開始したことを明らかにしました。

ロシアのスプートニク通信によりますと、マドゥロ大統領は、「わたしはもっとも粗暴な攻撃の犠牲者となっている。米政府はわたしの暗殺に1,500万ドル(およそ16億円)を提示している。ドナルド・トランプはわたしの暗殺を承認した。誇張ではない。彼らはわたしを殺害するため、狙撃兵集団を米国から送り込むか、あるいはベネズエラで傭おうとしている」と発言しました。

この発言はツイッターで拡散されています。

今年の春、米司法省はマドゥロ大統領とベネズエラの14人の政府幹部を国際的な麻薬密輸の罪で起訴したと発表し、国務省はマドゥロ大統領の拘束につながる情報提供に1,500万ドル(およそ16億円)の報奨金を提供することを明らかにしていました。

マドゥロ大統領はこれまで何度も、自身の暗殺を企てているとして米国を非難しており、2019年にも、米国の承認を受けて、コロンビアで数回にわたって暗殺が謀られたもののいずれも未遂に終わったとしています。

またマドゥロ大統領は米国のボルトン元大統領補佐官(国家安全保障問題担当)に対しても、8月4日に暗殺を企てたとして非難していました。このとき大統領は、ベネズエラの首都カラカスで行われたパレードの最中、大統領がいた演壇の近くで、爆発物を積んだドローンによる攻撃を受けています。この時の暗殺未遂事件では国家警備隊員7人が負傷したものの大統領は無事でした。

 

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