国連が報告 多様性保全の「愛知目標」、完全達成の項目はゼロ
9月 16, 2020 20:24 Asia/Tokyo
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国連の多様性概況報告ー多様性保全の「愛知目標」、完全達成の項目はゼロ
2010年の生物多様性条約締約国会議(COP10)で10年後に向けて採択された「愛知目標」のうち、完全に達成された項目は1つもないことが判明しました。
米CNNによりますと、15日火曜に公表された国連の多様性概況報告は、生物多様性がかつてないペースで損なわれ、損失へ向かわせる圧力も強まっているとの警告を発しました。
愛知目標の20項目のうち、この10年間で部分的に達成されたのは外来種の侵入防止、自然保護区の保全、情報共有など6項目でした。森林破壊は00~10年の3分の2に減り、水産資源が回復に向かった国もあります。こうした行動がなければ、鳥類やほ乳類の絶滅は2~4倍に上っていた可能性が高いと、報告書は指摘しています。
一方で20項目をさらに細かく分けた60分野のうち、13分野は前進が全くみられないか、悪化していました。森林や熱帯地域で野生生物の生息域が縮小し、プラスチックによる海洋汚染や農薬が生態系に及ぼす影響も深刻化しています。
各国が設定した目標の達成状況を平均すると、達成に向かっている項目が3分の1強、やや前進した項目が半数で、11%は全く前進なし、1%は目標から遠ざかっていました。
報告書は一方で、多様性の低下を食い止め、向上に転じさせるのは今からでも遅くないと強調し、必要とされる行動の多くはすでに特定され、パリ協定などで合意に至っていると指摘しました。
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