米製薬大手が、ワクチン治験を中断
10月 13, 2020 11:53 Asia/Tokyo
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ワクチン治験
米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は12日月曜、最終段階に入っていた新型コロナウイルス向けワクチンの臨床治験を停止すると発表しました。
米・CNNによりますと、J&Jは、参加者の1人に原因不明の不調が起きたため、ワクチンとの関係を調べる、としています。
同社は声明で、治験の安全性を監視する独立委員会と内部の医師らが調査に当たっているとし、大規模な治験で不調や事故が起きることは珍しくなく、FDA米食品医薬品局など規制当局から中止を求められるケースとは違うと強調しました。
社内の規定では、予想外の重篤な有害事象が起きた場合は試験を中止し、慎重に調べたうえで再開の判断を下すことになっています。
参加者の不調については本人のプライバシーを尊重し、情報を公開する前に全容を把握する必要があるとして、詳細への言及を避けました。
J&Jのワクチンは先月から最終段階の第3相に入っていました。米国内では現在、ワクチン候補6種類の治験が進行中で、第3相試験が始まったのは4種類目。投与が1回で済むことから、2回投与が必要な他社の候補に比べ、治験が早めに完了するとの期待も寄せられています。
英製薬大手アストラゼネカも先月、ワクチン候補の第3相試験で英国の参加者1人に神経系の症状が出たとして、一時的に治験を停止し、その後英国などの治験は再開しましたが、米国ではFDAが調査中で今も中断されたままになっています。
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