韓国大統領府、「バイデン氏発言の『インド太平洋』は対中けん制にあらず」
11月 12, 2020 21:35 Asia/Tokyo
韓国大統領府が、米大統領選で勝利宣言したバイデン氏が韓米同盟を「インド太平洋地域の安全保障と繁栄の中心軸」と表現したことについて、「これは、中国へのけん制を強調するものではない」としました。
韓国・ヨンハウ通信が、ソウルから報じたところによりますと、韓国大統領府は12日木曜、ムン・ジェイン大統領とバイデン米次期大統領の電話会談で、韓米同盟を「インド太平洋地域の安全保障と繁栄の中心軸」としたバイデン氏の文言が、中国へのけん制を強調するものだとする見方に対し、これを否定しています。
カン・ミンソク韓国大統領府報道官は、メディアに対しムン大統領とバイデン氏による同日午前の電話会談の内容に関する見解を説明する中で、バイデン氏の韓米同盟に関する言及で出た「インド・太平洋」は地理的なことを指すものであり、中国をけん制するトランプ現政権の「インド太平洋戦略」とは関係がない、としました。
また、「中心軸」という表現は韓米同盟の重要性を示すために長く用いられてきた言葉だとした上で、「それ以外の意味を与えることは適切でない」と述べています。
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