米下院議員がコロナ感染後に死去 現職で初
2月 09, 2021 19:20 Asia/Tokyo
新型コロナウイルスに感染して治療を受けていたテキサス州選出で共和党のロン・ライト下院議員が7日、死去しました。
米CNNとフランス通信によりますと、ロン・ライト下院議員(67)の事務所は8日、同議員が新型コロナウイルス感染症で入院していた同州ダラス市内の病院で死去したことを明らかにしました。連邦議会の現職議員が新型ウイルスに感染して亡くなったのは初めてとなります。
近年肺がんを患っていたライト議員は先月21日、新型ウイルスに感染したものの症状は軽いとし、「軽い症状はあるが気分は悪くない。今週は自宅から執務する」と述べていました。
しかしこの2週間で症状が悪化し、妻のスーザンさんと共に入院して治療を受けていました。事務所によると、ライト議員はスーザンさんに付き添われ、静かに息を引き取ったということです。
今回の訃報を受けて、バイデン大統領と下院共和党トップのマッカーシー院内総務、民主党のペロシ下院議長らが声明を出し、遺族に弔意を表しました。
米国では昨年12月にも、同11月の選挙で下院議員に初当選し年明けに就任する予定だったルーク・レトロー氏(41)が、新型コロナウイルス感染後に死亡しました。
米国は新型ウイルスによる死者が約46万3000人を超えており、国別で世界最多となっています。
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