国連が、米国による対ベネズエラ制裁の知られざる事実を暴露

国連人権特別報告者は、公式報告書の中で、ベネズエラに対する米国の制裁の違法性についての暗黙の知られざる事実を暴露しました。

キューバのプレンサ・ラティーナ通信社によりますと、国連人権理事会の一方的強圧手段の人権への否定的影響に関する特別報告者であるアレナ・ドウハン（Alena Douhan）氏は、ベネズエラへの公式訪問の最後にあたり、公式報告書の中で、「ベネズエラに対する残酷かつ違法な米国による制裁は、否定的かつ有害な結果をもたらし、同国の医薬品及び食料の入手に支障をきたしている」と発表しました。

ドウハン氏は、「ベネズエラに対する米国の制裁措置は、同国国民の健康にも壊滅的な影響を与えている」と語りました。

同氏はこれ以前にも、米国政府に対しベネズエラに対する経済制裁を解除するよう求めるとともに、米国、英国、ポルトガルに対しこれらの諸国に凍結されているベネズエラ資産の凍結解除を求めていました。

ドウハン氏は、米国の制裁による影響の調査・査定のため、先月30日からベネズエラに滞在しています。

米国はここ数ヶ月、ベネズエラに対し制裁及び経済的圧力の行使、さらに妨害行為を支援することにより、反米傾向にある同国の合法的政府の転覆を企てています。しかしそのいずれもが、ベネズエラ国民の抵抗により成功するまでには至っていません。

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