国連人権高等弁務官が、サウジでの激しい人権侵害に遺憾の意
2月 27, 2021 18:10 Asia/Tokyo
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ミシェル・バチェレ国連人権高等弁務官
ミシェル・バチェレ国連人権高等弁務官が、サウジアラビアでの国民に対する不公正な逮捕や弾圧について遺憾の意を示しました。
ロイター通信が26日金曜、報じたところによりますと、バチェレ高等弁務官はサウジアラビアに対し、国民の表現の自由および平和的デモを実施する権利を尊重するよう求めました。
このような中サウジアラビアは、特にアメリカの政権交代後の国際社会や人権団体の強い圧力を受け、3年近く拘束していた同国の公民権活動家ルジャイン・ハズルールさん(31)を釈放しました。
ルジャインさんは、サウジ女性の自動車を運転する権利を求めただけにもかかわらず、同国の裁判所から国益に損害を与えたとして有罪判決を受け、2018年5月から拘禁されていました。
サウジのムハンマド皇太子は、同国の権力を批判するあらゆる運動や個人を、最も過酷な方法で弾圧しています。
サウジ王家の国民に対する暴力的政策に、安保理などの影響力を持つ国際機関が沈黙し、人権を標榜する勢力が注意を示さない中、ヒューマンライツ・ウオッチなど一部の国際的NGO組織は、サウジで行われている表現の自由への弾圧や、抗議者・人権活動家の逮捕・死刑を批判していますが、サウジ王家はこれらの報告や批判に無関心を貫いています。
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