4月 07, 2021 18:56 Asia/Tokyo
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英プライベートエクイティ・未公開株式企業のCVCキャピタル・パートナーズが、日本の東芝に買収提案したことが明らかになりました。

ロイター通信が7日水曜、東京から報じたところによりますと、東芝の時価総額は6日火曜の時点で約1兆7400億円とされ、CVCは足元の株価の3割程度の上乗せ幅を提示しており、買収額は2兆円超とみられています。

東芝は7日、「6日に、初期提案を受領した」とコメントを発表しており、詳細情報を求め、慎重に検討すると表明しています。

関係筋の話では、CVCは東芝と今後、条件交渉を開始し、当局を含めて合意できれば株式公開買い付け(TOB)を通じた非公開化を検討しており、非公開化を通じて経営判断を速める狙いがある、と見られています。

日本の報道各社によりますと、車谷暢昭社長兼最高経営責任者・CEOは7日朝、記者団に対し「提案は来ている。これから取締役会で議論する」とコメントしています。

加藤官房長官は7日午前、この買収提案に関連して「重要なインフラに関わる事業を行う日本企業の買収は、外為法に基づく外資規制の対象となり、外為法に基づく手続きが必要になる」との認識を示し、「海外投資家の属性に関わらず、わが国の経済、社会にとって重要な事業については事業を安定的に継続できる経営体制が構築、維持されることが重要と考えている」と述べました。

なお、東芝株は7日、この報道を受けて買いが殺到し、4530円のストップ高水準のまま終了しています。

 

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