ドル安の中で金相場が上昇

4月 20, 2021 19:54 Asia/Tokyo

金の価格が20日火曜、上昇していることが取引データから明らかになりました。

金相場の上昇は、世界の通貨に対してドルの価値が下がっていることに加え、新型コロナウイルスをめぐる状況で不確実性が続いていることによるものと見られています。

日本時間17時現在、米ニューヨーク商品取引所における金の6月先物価格は、1トロイオンスあたり1.25ドル（0.07％高）上昇し、1771.85ドル（約19万2100円）に、また5月の銀先物は0.48％高の25.962ドル（約2800円）に達しました。

世界の通貨に対するドル為替の下落が、金相場を現在の水準で支えているのが現状です。

新型コロナウイルスのパンデミックに関わるリスクは残っており、欧州でのワクチン接種の問題だけではなく、日本やインドで新規感染者数が増えていることも投資家の不安につながっています。

一方、米国の株式市場で先週の記録的な上昇が止まったことは、昔から信頼性の高い金にとって概ね好材料となっています。

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