カナダ先住民が、ローマ教皇に謝罪を迫る
ローマ法王庁管轄下のカナダの寄宿学校の1つで、子どもの集団墓地が発見されたことを受け、同庁に対する謝罪要求が高まっています。
アメリカの新興メディア・アクシオスによりますと、カナダにいる先住民族の1つのものとされる子どもの集団埋葬跡が見つかったことから、19・20世紀におけるカナダの政策にローマ教皇庁が関与していたことを理由に、同庁に対する謝罪要求が再び高まっています。
ローマ法王庁の方針により、カナダの先住民の子どもたちをこの種の学校への在学を目的に家族から引き離す措置には、カトリック教会関係者が関わっていました。
カナダのある先住民族は、寄宿学校で遺体が発見された3歳の子供を含む215人の子供の身元を特定するために、29日土曜から作業を開始する、と表明しました。
トルドー・カナダ首相も28日金曜、ツイッター上で「今回の発見について、「わが国の歴史の暗く恥ずかしい章を思い出させる」と表明しています。
トルドー首相はローマ法王に対し、カナダ真実和解委員会が2015年に『文化的大虐殺』と呼んだこの政策におけるこの宗教機関の役割についての謝罪を求めていましたが、ローマ・カトリック教会は現在までこれを拒否しています。
これらの子どもたちの死亡原因はまだ明らかにされていませんが、事故、火災、伝染病にさらされたこのような寄宿学校では、それらが合わさって多くの子どもたちの死に繋がりました。
真実和解委員会は 2015 年に、カナダの寄宿学校の 4,000 人以上の子供がそれらの結果で死亡したと推定しました。
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