オランダが、オミクロン株への懸念から全国封鎖へ
12月 19, 2021 16:52 Asia/Tokyo
オランダのルッテ首相が、新型コロナウイルスのオミクロン変異株への懸念を理由に、クリスマス休暇期間に全国規模の都市封鎖を行うと発表しました。
ファールス通信によりますと、ルッテ首相はこの措置について、少なくとも来年1月14日まで継続されるとしました。
オミクロン株は、南アフリカおよびアフリカ大陸南部の国々で最初に確認された新型コロナウイルス変異株です。
WHO世界保健機関は、オミクロン株はこれまでに世界89カ国での確認が報告されており、1.5~3日の間隔でその感染者数が倍増していると発表しています。
WHOはさらに、オミクロン株の変異には抗体を無効化する活動が見られ、結果的に人体の自然免疫力を減少させるとする研究結果があるとしたうえで、同株に対し既存の各ワクチンがどの程度効果を持つかを確認するには、さらなる情報が必要だとしています。
欧州ではこれまでに、多くの国でオミクロン株への感染が確認されており、EU保健当局も、この先数か月の間に新規感染の半分がオミクロン株になるだろうと警告しています。
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