ウクライナ戦争が15日目に突入、戦闘が続く中で外相会談が実施

ウクライナ戦争が15日目に突入し、なおも戦闘行為が続いている一方で、ロシア・ウクライナ外相会談が先ほどからトルコ南部・アンタルヤで始まりました。

ウクライナの政府関係者は、ロシア軍の戦闘機が9日水曜、ウクライナ・マリウポリ市にある小児病院を爆撃したと主張しました。

また、ゼレンスキー・ウクライナ大統領も、ロシアが大量虐殺に手を染めているとして非難しています。

ロシアは、小児病院への爆撃に関する報道を否定し、問題の建物蓋然が以前から兵士らにより占領されていたと表明しました。

この戦争の中、プーチン・ロシア大統領はシュルツ・ドイツ首相との電話会談で、ウクライナ危機をめぐる外交的・政治的な努力に向けた選択肢を検討しています。

プーチン氏はまたこの電話会談で、市民を紛争地から避難させるための人道回廊の設置、運用に向けた措置や、右派武装組織が市民の避難を阻止しようとしていることにも触れました。

チャブシオール・トルコ外相は、同国アンタルヤでの協議を前に、ラブロフ・ロシア外相および、クレバ・ウクライナ外相らと個別に会談しています。

トルコの通信社は、チャブシオール外相とラブロフ・クレバ両外相らの会談内容を報道していませんが、おそらくこれらの会談では、アンタルヤでの3者協議が主要な議題として取り上げられたと見られます。

ウクライナ政府は最近、先月24日のロシアの軍事攻撃の開始直後に、国際的な要請を発表し、国家防衛の意向のある外国人に対し、戦闘部隊に加わるよう求めましたが、政府関係者はこれまでに2万2000人以上が世界各地からウクライナ防衛に加わったことを明らかにしました。

国連によりますと、ウクライナ戦争の開始から、少なくとも474人の民間人が死亡したほか、861人が負傷したとされています。

ロシア連邦保安庁は今月4日、声明を発表して、米英の情報機関がこの数週間にわたり、ポーランドを戦略的地点として、テロ組織ISISを含む戦闘員の秘密裏の動員や武器の確保に利用している、として警告しました。

一方、アメリカ大統領府のサキ報道官は、「ロシアは虚偽の作戦実施により、ウクライナ戦争で化学兵器を使用する可能性がある」と表明しています。

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