受刑者と失踪した米アラバマ州の元看守が、銃で自傷後に病院で死亡
May 11, 2022 17:40 Asia/Tokyo
米アラバマ州の刑務所から男性受刑者とともに行方不明となっていたビッキ・ホワイト元看守が、自らを銃で撃った傷のため死亡しました。
米CNNが、アラバマ州バンダーバーグ郡のデーブ・ウェディング保安官の話として報じたところによりますと、互いに家族関係にはないこの2人はインディアナ州で今月9日に逮捕されていました。
連邦保安官によりますと、ホワイト元看守は病院に搬送される前、インディアナ州エバンズビルで自動車による追跡を経て拘束されており、その時点で元看守の傷は「極めて深刻だった」ということです。
アラバマ州ローダーデール郡のリック・シングルトン保安官は、「発砲した警官は1人もいなかった」と述べました。
連邦保安官によりますと、警察はかつらを着けてホテルから出てくるビッキ元看守を発見し、同元看守がケイシー受刑者とともに乗り込んだ車両を追跡し、しばらく後に2人の乗った車両は、連邦保安官のチームの車両に衝突し横転したということです。ウェディング保安官は当初、記者団に対し「元看守が車両を運転していた」と語りましたが、連邦保安官の話では、運転していたのは受刑者の方だったということです。
元看守とケイシー・ホワイト受刑者は先月29日、刑務所を出た後行方不明となっていました。