ウクライナ大統領「制裁は、それほどロシアへの圧力にならない」

ゼレンスキー・ウクライナ大統領は、ロシアに対するひとつの世界的な一致がないため、同国は国際的な制裁を回避できている、としました。

イルナー通信が28日土曜、報じたところによりますと、ゼレンスキー大統領は、米カリフォアルニア・スタンフォード大学の大学に宛てたビデオメッセージの中で、「ロシアに制裁を科した一部の国は、制裁行使と同時に、この制裁を回避できるようロシアを支援している」と語りました。

また、「このため、遺憾なことに対ロシア制裁は、同国にそれほど、圧力を行使していない」とし、世界の指導者らに対し、ロシアに新たな政策を行使するよう求め、この行動をロシアに対する正確な武器だとしました。

アメリカとヨーロッパ諸国の多くが、ロシア・ウクライナ戦争の開始以来、ロシアに対する金融面での厳しい諸制裁を行使しており、ロシア側はこれらの制裁を経済戦争としています。

今年2月21日、ロシアのプーチン大統領は、自国の安全保障上の懸念を西側が無視していることを批判し、ウクライナ東部ドンバス地域のドネツクとルハンシクの独立宣言を正式に認めました。

そしてその3日後の24日、ウクライナへの軍事攻撃を開始しました。

ウクライナでの戦争およびロシアの措置への反応は、現在も続いています。