4月 05, 2017 15:19 Asia/Tokyo
  • しばらくぶりに、イラン北部でジャンボサイズのツクシを発見

先日、主人の親戚の1人を訪ねて、イラン北西部カスピ海沿岸のある町に行ってきました。

この地域は、本当に気候風土が日本によく似ており、また粘り気のあるお米が食卓に出てきたり、家屋の屋根が切り妻式であるなど、日本との共通点が目白押しです。さて、今回訪れたのは、茶用の生産で有名なラーヒジャーンという町に程近い、ギーラーン州東部のアムラシュという小さな村でした。宿泊先の近辺には、雑木林が広がり、小さな川が流れています。この川近辺を散策していたら何と、実に数十年ぶりにツクシを見つけました。ですが、日本で見たことのあるツクシよりは全体的にかなり大きなサイズでした。自分がまだ小学生だったころ、自宅の近くの野原で遊んでいたときにツクシを見つけ、袴の1つから茎を引き抜き、改めてそれを挿しておいて、友達に「どこで接いだ?」といって切れたところを当てさせる遊びをしたことが思い出され、ノスタルジアを感じました。また、醤油と砂糖でツクシを甘辛く煮て食べたことも覚えていますが、イランではツクシは食べないようです。日本語では、土の筆と書かれるこのツクシ、ペルシャ語では「野生の馬の尻尾」というそうです。

 

2017年4月5日   山口雅代

タグ