Pars Today
預言者ムハンマドの一門に忠誠を誓う人々は、世界各地で、この偉大な一門への愛情と忠誠を示すために特別な儀式や慣習を有しています。
再び、イスラム暦モハッラム月がやってきました。
イスラム暦モハッラム月の到来に当たり、シーア派3代目イマームホサインを追悼する日々が始まります。アブドルレザー・ヘラーリーさんらが歌う「ホサイン、君は友達」という追悼歌をお聴きください。
8日木曜は、イスラム暦1442年サファル月20日にあたり、シーア派3代目イマーム・ホサインとその忠実な教友らが、イラク・カルバラの地で殉教してから40日目のアルバイン(アラビア語で40の意)とされています。
イランのイスラム教徒は、毎年、イスラム暦のモハッラム月が巡ってくると、シーア派三代目イマーム、ホサインとその教友たちの殉教を追悼する儀式を行い、敬意を払います。
シーア派3代目イマームホサインの圧制に対する蜂起は、西暦680年、イスラム暦61年モハッラム月10日(アーシュラー)、現在のイラク南部のカルバラで起こりました。この蜂起の背景には、数々の出来事が存在していました。
イスラム暦サファル月20日は、イマームホサインの殉教から40日目のアルバインの日です。イスラム教について詳しい山村邦子さんにお話を伺いましょう。また日本のイスラム教徒、ファーティマ・星野さんは、アルバインの行進に参加し、イラク南部のカルバラの聖地まで歩きました。ラジオ日本語の山口アナウンサーが、この精神性に溢れた経験について、星野さんからお話を伺いました。
現在、世界各地から、何百万人という人々が、イラクのナジャフからカルバラまでのおよそ80キロのアルバインの行進に参加し、世界の人々を驚かせています。これは、シーア派3代目イマーム、ホサインへの敬愛を示しています。
カルバラは、現在のイラク南部にあります。おそらく、イスラムの歴史において、地理と時間の点から、カルバラの出来事ほど規模の大きな革命は存在していません。この出来事の中で、シーア派3代目イマーム・ホサインの教友72人は、3万の軍勢と戦う中で、殉教しました。
モハッラム月はシーア派3代目イマームホサインの追悼儀式が行われる月です。今回は、イランの文化における追悼、追悼儀式についてお話しすることにいたしましょう。