Pars Today
テヘラン市内北部タジリーシュ広場およびその周辺は、イスラム預言者ムハンマドの末裔の1人で、シーア派8代目イマーム・レザーの兄弟であるサーレフの霊廟があることから、特にイスラム教徒の断食月・ラマザーン月の日没近くになると、独特の雰囲気に包まれます。
イスラム教徒はラマザーン・断食月の1ヶ月、断食をします。
イランを含めた大半のイスラム諸国で、日中に断食を行う神聖なラマザーン月が23日木曜から始まるにあたり、イスラム教徒の人々が準備を行いました。
ラマザーン・断食月のイスラム教徒の慣習や宗教的義務のひとつに、「エフタール」と呼ばれる断食明けの食事があります。また、夜明け前に取る食事は「サハリー」と呼ばれています。
ラマザーン月の始まりとともに、ヨルダン川西岸北部では、パレスチナ人青年がシオニスト政権イスラエル軍の銃撃をうけ殉教しました。
現在、イランを初めとするイスラム諸国では、数日間にわたる断食明けの祝賀のムードが漂い、1ヶ月間の断食の後、独自の方法でこの日を迎えています。この祝祭は、イスラム教徒が最も盛大に行う祝祭の1つです。
多くのイスラム諸国で、2日月曜は 断食明けの祝祭エイド・フェトル であると宣言されています。
今回はまず、心理的な緊張や心配事に対処する上で、神と親密な関係を築くことの役割についてお話しすることにいたしましょう。それから、コーランの教えについてご説明してまいります。そして最後に、ラマザーン月に留意したい食生活や医学面でのポイントについてお話することにいたしましょう。
今回はまず、最近のイスラム諸国のイスラム教徒の様子をご紹介し、途中でコーランの教えをお話しした後、おしまいに、断食明けの祝祭、フェトルの祝祭の医学的、栄養学的な勧めについてお話ししましょう。
ガドルの夜が正確にいつであるのかが明らかになっていないのは、イスラム教徒がラマザーン月の終盤の10日間の夜を、神への礼拝とコーランの朗誦、祈祷によって過ごせるようにするためかもしれません。ガドルの夜が明確であったら、多くの人は、その夜にだけそうした崇拝行為を行っていたかもしれません。