7月 31, 2022 19:25 Asia/Tokyo

パキスタン南西部のバルチスタン州で洪水が発生し、124人が死亡しました。

パキスタンは一年を通じてモンスーンに見舞われますが、気候変動が降雨や洪水の増加に拍車をかけており、毎年死者や甚大な物的被害を出しています。今年の雨季は6月からパキスタンの多くの地域で始まりました。

IRIB通信によりますと、バルチスタン州で起きた洪水被害をうけ、救助活動や食糧・テントの配給のため軍がヘリコプターを派遣しました。

バルチスターン州を襲った今回の豪雨と洪水で、29日金曜までに、少なくとも124人が死亡したほか、およそ1万戸の住宅が損壊し、そのうち6700戸が全壊したということです。

これまでに同州の29カ所で洪水被害が確認されており、特に州都クエッタ周辺での被害が深刻です。

地元責任者によると、同州の住民数千人が洪水により家を失い、少なくとも6つの橋が破壊されたということです。

一方、クエッタとイラン側の国境都市ザーヘダーンを結ぶ鉄道や、アフガニスタンのカンダハールに至る幹線道路も、豪雨と洪水の影響で遮断され、イラン・アフガン・パキスタン3カ国間の通商貨物のトランジット輸送が停止に追い込まれています。

 


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