中国で、抗日勝利77周年記念式典が実施

中国の「抗日戦争勝利記念日」に当たる3日土曜、北京でその77周年を記念する会合が開催されました。

今回の式典には、共産党の尤権・統一戦線工作部長のほか、元兵士や遺族約200人が出席しており、歴史をしっかり記憶し、平和を大切にする重要性を訴える発言が相次いだということです。

一方で、党最高指導部メンバーの出席は報じられておらず、これは今月29日に日中国交正常化50周年の節目を控え、最高指導部が出席しないことで対日関係に配慮した可能性があると見られます。

なお、習近平国家主席は去る8月、岸田文雄首相に「中日関係の構築を一緒に推し進めたい」と呼びかけています。

中華人民共和国成立後、同国中央人民政府政務院、国務院は相次いで、１９４５年９月２日日本政府が降伏文書に調印した翌日、即ち９月３日を「九三抗戦勝利記念日」に指定しました。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。