マレーシアで来月19日に総選挙、与党優位か
10月 20, 2022 16:58 Asia/Tokyo
マレーシア選挙委員会が、総選挙を来たる11月19日に実施すると発表しました。
ロイター通信が20日木曜、マレーシア・クアラルンプールから同国選挙委員会の発表として報じたところによりますと、候補者は11月5日に立候補を届け出る必要がある、ということです。
今回の総選挙では下院222議席を争い、有権者の数は約2100万人とされています。
イスマイルサブリ・マレーシア首相は今月10日に議会を解散しており、総選挙の実施で政治の安定化を図るとしています。
野党勢力がまとまりを欠く中、与党のUMNO統一マレー国民組織が優位とされています。
UMNOは汚職問題を抱えていますが、経済情勢が不透明なことから、有権者はなじみのある政党を選ぶとみられます。
なお、UMNOは2018年の選挙では、政府系ファンド「1MDB」を巡る汚職事件の影響で敗北を喫しました。
有識者らは、有権者の無関心や、モンスーンシーズンのため、投票率は低いと予想しています。