米が北朝鮮に対し新たな制裁実施

アメリカが北朝鮮の2個人に対して新たな制裁を課しました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

アメリカは、自らの目的や利益のために他国に対して様々な種類の制裁を行使してきた、世界最大の制裁国です。イラン、ロシア、ベネズエラ、中国、キューバ、その他の世界各国に対して政治的口実を用いて行使された制裁は、これらの国々が医療関係品や医薬品の入手のために世界の各市場へアクセスすることすら阻んでいます。

イルナー通信によりますと、アメリカ財務省は8日火曜、北朝鮮国営航空会社の高麗航空に関係する2個人に対して制裁を課しました。

同省によれば、この2個人は、北朝鮮のミサイルおよび大量破壊兵器の開発活動のための輸送および材料調達に関与し、自国のミサイル産業省の代理人として、中国から北朝鮮への電子部品輸送に加担したということです。

同省はさらに、以前制裁を課したミキシングサービスを提供する北朝鮮のIT企業・トルネードキャッシュ社を、再度制裁対象に指定しました。

アメリカと国連安保理理事国は、2006年に北朝鮮が最初の核実験を行って以来、同国に対して数回にわたり制裁を行使してきました。

一方の北朝鮮は、これらの制裁にもかかわらず、米軍の地域駐留による威嚇に対抗するため、自身の軍事力を強化すると強調しています。

また、北朝鮮体制の転覆を目指す敵対的政策をアメリカが止めるまで、ミサイル計画や核計画からは撤退しないとも説明しています。

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