中国国家主席、「覇権主義を求めず」
11月 19, 2022 21:10 Asia/Tokyo
アジア太平洋経済協力サミット(APEC)で、中国の習近平国家主席が、中国が国との関係において覇権を求めていないとし、インド太平洋地域の指導者との別々の会議で地域の平和を強化する必要性を強調しました。
中国新華社通信によりますと、地域の国々に対する中国の政策は、平和、協力、開発を奨励することを目的としています。
またタイで開催された第21回APEC首脳会合において、「アジア太平洋地域は私たちの家であり、我々の力は世界経済成長のためにある」と述べました。
そして、世界が新たな歴史的段階に突入していることを指摘し、アジア太平洋地域の重要性と、アジア太平洋の家族の精神に従い、同じ船に乗っている旅行者のように相互に気をつけあう必要性を強調するとともに、共通の将来を目的としたアジア太平洋地域の共同体の前向きな行動を求めています。
さらに、今回の首脳会合の傍らでニュージーランドのアーダーン首相と会談し、同国との緊密な連携により太平洋諸国における共通の形での協力発展、平和と安定に着手することを希望する、としています。
さらに、習国家主席は今回のサミットのかたわらでパプアニューギニアの首相とも個別に会談し、中国として、両国の共通の利益を考慮しての、共通の形での高いレベルにおける強化・向上の用意があることを示しています。
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