韓国大統領;北が再び領土侵犯すれば「軍事合意の効力停止検討」
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韓国大統領が、北朝鮮が再び韓国の領土を侵犯した場合に南北軍事合意の効力停止を検討する意向であることを明らかにしました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
1月 04, 2023 16:07 Asia/Tokyo
  • ユン・ソクヨル大統領
    ユン・ソクヨル大統領

韓国大統領が、北朝鮮が再び韓国の領土を侵犯した場合に南北軍事合意の効力停止を検討する意向であることを明らかにしました。

韓国ヨンハプ通信によりますと、韓国大統領室のキム・ウンヘ広報首席秘書官が記者会見で明らかにしたところでは、ユン・ソクヨル大統領は4日水曜、昨年末に北朝鮮の無人機が韓国に侵入したことについて、北朝鮮が再び韓国の領土を侵犯する場合、南北軍事合意の効力停止を検討するよう指示しました。

この措置は、非公開で開かれた会議で国家安保室や国防部などから無人機の対応戦力に関する報告を受けてのものです。

これに伴い、ユン大統領はイ・ジョンソプ国防大臣に対し、監視・偵察や電子戦など多目的任務を遂行する無人機部隊を創設し、探知が困難な小型ドローンを年内に大量生産できるシステムを構築するよう指示しました。

また、年内にステルス無人機の生産に向けた開発加速も指示しています。

キム秘書官はこれについて、「北の挑発に対し、比例的な水準を超える圧倒的な対応能力を軍に注文したもの」として、「確固たる安保対応態勢を強調した」と説明しました。

そのうえで、「国民の生命と安全を守る国軍統帥権者としてその役割と責任を果たすためのもの」と述べています。

一方で、北朝鮮側は米軍の韓国駐留や地域諸国の軍との合同軍事演習の実施を、地域の平和と安全を乱すものとみており、特にアメリカが北朝鮮へのこうした敵対行為を続ける限り、自らの核・ミサイル計画を続行すると表明しています。

 


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