韓国国防白書;6年ぶりに「北朝鮮政権と軍は敵」表記復活 、日本を「近い隣国」
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韓国の2022年版の国防白書に、6年ぶりに北朝鮮政権と軍は「敵」だとする表記が復活し、また日本が「近い隣国」となっていることが明らかになりました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
2月 16, 2023 20:40 Asia/Tokyo
  • 韓国国防白書;6年ぶりに「北朝鮮政権と軍は敵」表記復活
    韓国国防白書;6年ぶりに「北朝鮮政権と軍は敵」表記復活

韓国の2022年版の国防白書に、6年ぶりに北朝鮮政権と軍は「敵」だとする表記が復活し、また日本が「近い隣国」となっていることが明らかになりました。

韓国ヨンハプ通信によりますと、韓国国防省は16日木曜、ユン・ソクヨル政権で初となる2022年版の国防白書を公表しました。 

それによりますと、北朝鮮が韓国を敵と見なして18年締結の南北軍事合意に繰り返し違反したり弾道ミサイル発射実験を頻繁に実施したりしていることを指摘しながら、6年ぶりに北朝鮮政権と北朝鮮軍が「われわれの敵」と記述されています。

今回の表現の復活に関し、国防省は「北の対南(韓国)戦略やわれわれを敵と規定した事例、持続的な核戦力の高度化、軍事的な威嚇と挑発などを総合的に考慮した」と説明しました。

また日本については、「韓日両国は価値を共有しており、日本は共同利益に合致する未来協力関係を構築していかなければならない近い隣国」と明記し、日本との協力強化や関係改善の意思を反映させました。前回20年版では「同伴者(パートナー)」から「隣国」に格下げしていたが、今回は「近い隣国」と格上げしています。

韓国の国防白書における北朝鮮や日本に関する表現は、これらの国と韓国とのその折々の関係状況に応じて変化してきました。

国防白書の刊行は1967年に始まり、隔年で発刊されており、今回が25回目となります。

国防政策に対し国際社会から信頼と支持を得るため、韓国国防省は白書の英語翻訳版と4言語(英語、日本語、中国語、ロシア語)による要約版を今年上半期中に刊行する計画です。

 


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