2月 20, 2023 16:15 Asia/Tokyo

北朝鮮が、米韓両軍による朝鮮半島での合同飛行訓練の実施を受け、新たにSRBM短距離弾道ミサイル2発を発射しました。

ファールス通信が日本防衛省の発表をもとに報じたところによりますと、北朝鮮は現地時間20日月曜午前6時59分ごろと午前7時10分ごろに、北朝鮮の西岸付近から弾道ミサイルをそれぞれ東の方向に発射しました。

韓国とアメリカは今月18日の北朝鮮のICBM大陸間弾道ミサイル発射を受け、19日日曜に韓国空軍の戦闘機F35AやF15K、米空軍のB1B、F16など10機以上が参加する合同訓練を朝鮮半島上空で実施しました。

韓国ヨンハプ通信も、北朝鮮が20日午前7時ごろから同11分ごろの間に西部の平安南道・粛川から日本海(韓国側呼称;東海)に向けて2発のSRBMを発射した、と報じています。

韓国軍合同参謀本部は北朝鮮の今回のミサイル実験の数時間後、これらのミサイルがそれぞれ約390キロ、約340キロ飛行し、日本海上に着弾した、と発表しました。

北朝鮮は19日日曜朝にもICBM「火星15」を発射したと発表し、その直後に、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長が、米国を狙った措置を継続することを予告する談話を出していました。

北朝鮮による今回の新たなミサイル実験実施は、同国外務省が、米国との合同軍事演習を行っている韓国に対し厳しい措置を取ると警告した後に行われました。

なお、日本の報道各社によりますと、日本政府は、現時点では今回のミサイル実験による航空機や船舶などへの被害は確認されていないとしています。

また、弾道ミサイルの度重なる発射など一連の北朝鮮の行動が「関連の国連安保理決議に違反する」として、北朝鮮に対して厳重に抗議し強く非難しました。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

タグ