マレーシアで洪水により４人死亡、４万人が避難

マレーシア南部ジョホール州の洪水で少なくとも４人が死亡、４万人あまりが避難を強いられ、救助活動が続いています。

米CNN州によりますと、当局が４日土曜確認した4人の死者には、流された車に閉じ込められて死亡した男性１人も含まれています。

現地からの映像には、水没した民家の屋根で助けを待つ人々や、胸まで水につかって救助に向かう隊員、バケツで救出される乳児の姿などのほか、道路や森林が冠水し、車両が泥水に沈んだ場面も写っています。

昨年１１月から始まった雨季で、住民らは少なくとも１２月以降、避難生活を強いられ、中でもジョホール州は特に甚大な被害を受け、数万人が救援センターや学校、公民館に身を寄せています。

気象当局は、雨が４月まで続く可能性もあると警告しており、隣接するシンガポールでも２月以降、豪雨が続いています。

マレーシアでは２０２１年にも過去最悪の洪水に襲われて５４人が死亡し、軍隊が出動し、被害が８つの州に及んだ経歴があります。このときには国内の救急体制が圧迫され、政府の対応に批判が集中しました。

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