6月 08, 2023 15:22 Asia/Tokyo
  • アフガニスタンで貧困拡大も、国連支援は減額
    アフガニスタンで貧困拡大も、国連支援は減額

世界銀行が年次報告の中で、アフガニスタンにおいて貧困が拡大しているとしました。

アフガニスタンは、アメリカによる20年間の占領やインフラ破壊、さらに昨年のタリバンの政権掌握を口実にした同国の制裁措置によって、人々の暮らしに深刻な影響が出ています。一部人道団体の推計では、食糧支援を必要とするアフガニスタン国民は2000万人以上にのぼるとされています。

IRIB通信によりますと、世界銀行南アジア諸国の経済状況に関する年次報告の中で、「アフガニスタンでは貧困が拡大し、ほぼ全ての人々が十分な食糧を手に入れるだけの収入を得ておらず、十分な食事を取れていない割合は92%におよぶ」と説明しました。

この一方、国連による今年のアフガニスタンへの人道支援予算は、昨年の46億ドル(約6400億円)から32億ドルへと、約30%減額されています。

国連人道問題調整事務所は発表において、減額の理由として現タリバン政権の政策を挙げながら、支援を必要とする人数は昨年より50万人増えて2880万人に増加しているとしました。

 


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