7月 22, 2023 20:03 Asia/Tokyo

中国の宇宙ステーションに滞在中の有人宇宙船の乗組員3人が、船外活動を実施しました。

CGTN中国国際放送テレビが21日金曜、報じたところによりますと、中国の宇宙ステーションに滞在中の有人宇宙船「神舟16号」の乗組員である景海鵬(Jing Haipeng)、朱楊柱(Zhu Yangzhu)、桂海潮(Gui Haichao)の3飛行士が20日木曜、約8時間にわたる船外活動を実施しました。  

中国有人宇宙事業弁公室の発表では、3人は連携しながら宇宙ステーションのロボットアームの支援を受けつつ、コアモジュールのパノラマカメラBの軌道上スタンドの取り付けと調整、実験モジュール「夢天」のパノラマカメラAとBのロック解除および調整などの作業を完了し、同日午後9時40分に順調に実験モジュール「問天」に戻りました。  

この3人のうち、今回で4度目の宇宙飛行となった景海鵬飛行士は、初めて宇宙に行った2008年打ち上げの「神舟7号」で実施された船外活動では、船内に残って支援する役でしたが、今回は初めて宇宙遊泳の夢を実現しました。

また、朱楊柱飛行士は、中国で初めて船外活動をした宇宙飛行エンジニアとなっています。 

有人宇宙船「神舟16号」は宇宙ステーションに約5カ月滞在し、今年11月に東風着陸場に帰還する予定だということです。

ミッションの主な目的は、「神舟15号」の乗組員との軌道上での交代、約5カ月間の滞在、宇宙科学・応用荷重の軌道上での実験(試験)の実施、宇宙飛行士と貨物の同時船外活動の実施、船外荷重の設置および宇宙ステーションのメンテナンスなどです。

 


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