8月 14, 2023 17:15 Asia/Tokyo

次の総統選に立候補を予定している台湾の頼清徳副総統が訪問先のアメリカで、中国からの分離を支持する立場表明を繰り返しました。

中国は、台湾を自らの不可分の領土の一部と見なしています。

中国の政府関係者は、12日日曜の頼副総統の訪米と同時に、アメリカと台湾の政府関係者らのあらゆる公式な会談に反対するとともに、中国からの分離独立を目指す台湾の行動を、「台湾同胞に深刻な災いをもたらしかねない」としました。

中国外務省の毛寧報道官は、中国政府が頼副総統の今回の訪米に関して外交的抗議文書を提出したと語っています。

イルナー通信によりますと、頼副総統は分離主義的な自らの主張を強調するとともに、「台湾に対する権威主義の脅威がいかに大きくても、われわれは絶対に恐れたり萎縮したりしない」と述べました。

頼副総統はまた、「台湾の国家主権を固守する」と主張し、「台湾が安全なら世界も安全であり、台湾海峡が平和なら世界も平和だ」としています。

頼副総統は、南米パラグアイ大統領の就任式出席のために同国へ向かう途上でアメリカ訪問を行いましたが、アメリカはあくまでも経由地であり、頼氏の滞在も短期のものとされています。

 


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