韓国野党議員が処理水放出反対集会に参加、南部プサンでは参加者2名が逮捕
8月 27, 2023 21:04 Asia/Tokyo
韓国の野党や無所属の国会議員が27日日曜、福島で開かれた東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出に反対する集会に参加し、日本政府に放出中止を求めました。
韓国ヨンハプ通信が福島から報じたところによりますと、この集会には韓国から革新系の最大野党「共に民主党」の禹元植(ウ・ウォンシク)議員と梁李媛瑛(ヤンイ・ウォニョン)議員、正義党の姜恩美(カン・ウンミ)議員、無所属の梁貞淑(ヤン・ジョンスク)議員の4人が参加しました。
この集会は、処理水の海洋放出に反対する日本の市民団体や政党などの団体からなる「国・東電による海洋放出反対全国行動実行委員会」が主催したものです。
共に民主党の禹議員は「人類共同の資産である海を害する岸田政権の犯罪的行為に対し、明白に反対する」と主張しました。
また、正義党の姜議員は「汚染水の海洋放出により福島の漁民と市民に限らず、すべての日本の漁民と市民、韓国の漁民と市民が被害を受けることになるだろう」と訴えました。
なお、韓国南部・釜山では26日土曜午後8時ごろ、釜山駅広場で実施された、処理水の海洋放出を糾弾する集会の参加者らが日本総領事館まで行進しようとして警察と衝突し、許可された区域を越えて行進しようとした参加者の一部が警察に逮捕されました。