9月 03, 2023 15:55 Asia/Tokyo

東京電力福島第一原発にたまる処理水の海洋放出により、韓国の人々は水産物の購入に二の足を踏むようになっています。

日本で先月24日、東京電力福島第一原発にたまる処理水を太平洋に放出する作業が開始されましたが、多くの諸国はこの日本の措置を、利己的で無責任なものだと非難しています。

世論調査会社・韓国ギャラップが行った調査によれば、同国で食料品の購買意欲が以前に比べ低下しているとした人々は70%にのぼるということで、水産物を扱う地元の商店は、客足を取り戻すのに苦労しているということです。

首都ソウル最大の水産市場である鷺梁津(ノリャンジン)市場は、秋夕(チュソク)と呼ばれる三大伝統行事を控えたこの時期は毎年、水産物を買い求める多くの人々で溢れかえりますが、1日金曜の同市場は例年になく閑散としていました。

市場内の一部の店舗は、商品の水産物にラベルを貼り、どこの国で獲れたものかを明示して人々の不安を和らげようと努力しています。

韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は先月31日、鷺梁津市場を訪問して食堂のカニ料理などを食べアピールしましたが、同市場の人々は、この訪問の効果で人出が戻るようなことはないと見ています。

 


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