9月 09, 2023 20:17 Asia/Tokyo

9日土曜に開幕した20カ国・地域(G20)サミットで、今回議長国を務めるインドのモディ首相が冒頭演説を行い、「世界は不信の危機に陥っている」と述べました。

イルナー通信によりますと、インド・ニューデリーで2日間の日程で開かれているG20サミットの冒頭演説でモディ首相は、「新型コロナに打ち克つことができたように、我々は戦争によって失われた信頼を取り戻すことができる」と述べ、世界的な不信を信頼へと向けていくよう国際社会に呼びかけました。

続けて、「南と北、そして東と西の間にある溝は、食糧・燃料の管理、テロ、サイバーセキュリティ、保健衛生、エネルギー、水の安全などのためにも、信頼で埋めていく必要性がある。我々は未来の世代のために、しっかりした解決策を見つけなければならない」としました。

今回のG20サミットのテーマは、「ひとつの地球、ひとつの家族、ひとつの未来」です。

世界19か国およびEUで構成されるG20は、世界のGDP国内総生産の約85%、人口の約65%を占めています。さらに今回のサミットでは、人口約15億人を擁するアフリカの55の国と地域が加盟するAUアフリカ連合のG20常任メンバー入りも、正式に承認されました。

一部の識者は、アフリカ連合の参加はG20の一部の変化へとつながると分析しています。

 


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