10月 28, 2023 17:04 Asia/Tokyo

李克強・中国前首相が27日金曜未明、急性心臓疾患で死去しました。68歳でした。

CCTV中国中央テレビは同日、「中国共産党第17・18・19期中央政治局常務委員を歴任した国務院(政府)前首相の李克強同志が最近上海で休息している間、今月26日に急性心臓病にかかり、あらゆる手を尽くして治療したものの効果をあげることができず27日0時10分に上海で亡くなった」と報じました。

また、SCMP香港サウスチャイナモーニングポストによりますと、中国の習近平国家主席は、李氏の中国経済発展に向けた努力を称えました。

李氏は中国共産党内の主要派閥「共産主義青年団(共青団)」系を代表する人物で、習主席の就任後の2013年から今年3月まで中国ナンバー2の国務院総理職を遂行していました。

そうした中でも、とくに経済分野で手腕を発揮し、自身の名前を冠した経済政策「リコノミクス」は国内外で注目されたほか、英語も流暢で、その行政手腕は高く評価されました。

なお、李氏の死去を受け岸田文雄首相は27日、習国家主席と李強首相に送ったメッセージで弔意を示し、「2018年の日中平和友好条約締結40周年の機会に公賓として日本を公式訪問するなど、日中関係発展のために長きにわたり重要な役割を果たした」と評価しました。

さらに、上川陽子外相も王毅・中国外相にメッセージを発信し「日中関係に対する長きにわたる多大な功績をしのびつつ、心から哀悼の誠をささげ、ご冥福をお祈りする」と伝えました。

 


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