中国国連大使が、米による安保理ガザ停戦決議への拒否権発動を批判
(last modified Sat, 09 Dec 2023 08:47:48 GMT )
12月 09, 2023 17:47 Asia/Tokyo

中国の張軍国連大使は、8日に開かれた国連安保理でアメリカがガザ停戦決議案に拒否権を発動したことを批判しました。

10月7日から続くシオニスト政権イスラエルによるガザ攻撃では、これまでにパレスチナ人1万7000人以上が殉教4万6000人以上が負傷しています。

8日に開かれた国連安保理の緊急会合では、UAE・アラブ首長国連邦が提出しおよそ100カ国が共同提案国に名を連ねた停戦決議案の採決が行われ、常任・非常任理事国あわせて15カ国のうち13カ国が賛成票を投じましたが、アメリカが拒否権を発動し、否決されました。

イルナー通信によりますと、張大使は9日、「イスラエルによるガザ攻撃に目をつぶることは、人命を尊重するという主張と相反するものだ」と述べました。

その上で、「中国は、アメリカによる拒否権発動に失望と遺憾の意を表明する」としました。

張大使はまた、「アラブ諸国を代表してUAEが提出した決議案は、国際社会の要望が反映された、地域に平和を取り戻すための正しい道筋を示す案であり、中国はこれを完全に支持する」と述べました。

そして、イスラエル政権によるガザ攻撃継続が夥しい数の犠牲者・破壊につながっているとし、同政権に対し国際社会の声に耳を傾け、攻撃を停止するよう求めました。

 


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