韓国国防相候補 「北朝鮮はミサイル開発を継続」
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北朝鮮のミサイル
韓国の徐旭国防部長官候補は16日水曜、国会人事聴問会で、北朝鮮はミサイルプログラムに関する開発を継続していると主張しました。
ロシアのスプートニク通信によりますと、徐旭氏は、北朝鮮は10月10日に行われる朝鮮労働党創建75周年の記念日に向けた準備に全力をあげており、6月に提案した韓国に対する軍事行動計画を中断してはいるものの、「北朝鮮軍はミサイルの開発分野などにおける活動を継続している」と述べました。
また徐旭国防相候補は、韓国国防部は、北朝鮮の行動を注視していると強調しました。
徐旭陸軍参謀総長は、韓国国防部は、北朝鮮からのいかなる脅威や煽動に対しても、厳しい報復措置を講じるとした上で、国防部は朝鮮半島における軍事的緊張を抑えるための外交的努力を支持していくとともに、米国をはじめとする同盟国との関係を強化していくとの考えを明らかにしています。
2020年6月、北朝鮮はケソンにある南北連絡事務所の建物を突如爆破し、韓国との関係を悪化させました。この背景には、韓国の非政府団体が北朝鮮の指導者およびその家族を批判する扇動的ビラを北朝鮮に向けて飛ばしたことがありました。ケソンの連絡事務所爆破を受け、前統一部長官は辞任しています。
2018年6月12日、米朝初の首脳会談がシンガポールで行われ、米朝双方は合意文書に署名しました。この文書の中で北朝鮮は完全な核軍縮、米国は北朝鮮に安全保障を提供することに合意しています。
しかし、その後も米国はシンガポール合意の枠組みの中で実践的な措置を講じておらず、北朝鮮からの批判を招きました。
北朝鮮は、米国による過度の要求と合意をないがしろにしていることが、その後交渉が暗礁に乗り上げている要因だと表明しています。
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