北朝鮮が、新型ミサイルの発射実験を実施
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北朝鮮が、新型ミサイルの発射実験を実施
北朝鮮が26日金曜未明、戦術誘導弾1発の発射実験を行いました。
韓国・ヨンハプ通信によりますと、今回の実験はこれまでとは異なり、リ・ビョンチョル党中央軍事委員会副委員長らが立ち会ったものの、アメリカに対する武力示威を行いながらも挑発の水準を抑えるため、キム・ジョンウン朝鮮労働党総書記は視察しなかった模様です。
リ氏は「この武器の開発は軍事力強化と朝鮮半島に存在する各種の軍事的脅威を抑制するのに大きな意義を持つ」との見解を示したとされています。
1月の党大会の閲兵式(軍事パレード)で公開したロシア製短距離弾道ミサイル「イスカンデル」の北朝鮮版と呼ばれる「KN23」の改良型の発射実験を実施したとみられており、 北朝鮮が公開した新型戦術誘導弾は閲兵式のKN23と同じく、白色と黒色が交ざった尖った弾頭部が目立っています。
但し、報道では新型戦術誘導弾の射程は600キロとされているものの、韓国軍は450キロとしています。
北朝鮮の朝鮮中央通信は26日、同国国防科学院が新しく開発した新型戦術誘導弾の発射実験を25日に実施したと伝えた上で、「2基の新型戦術誘導弾は東海上600キロ水域の目標を正確に打撃した」とし、「新型戦術誘導弾は、弾頭の重量を2.5トンに改良したもので改良型固体燃料発動機の信頼性を確証した」と説明しています。
なお、日本と韓国はこれ以前にも、北朝鮮が過去数日間に2発のミサイル実験を行っていることを明らかにしていました。
日本の岸信夫防衛相は26日午前の記者会見で「これまでに発射されたことのない新型のミサイル」とし、「わが国のミサイル防衛体制をしっかりしたものにして、平和と安全を確保していきたい」と語っています。
また同防衛省は北朝鮮が発射した一連のミサイルがどのようなものであったか、さらなる情報分析を進めているということです。
一方、韓国統一部は26日、北朝鮮のミサイル発射に対して正式な立場を発表しないことを明らかにしました。
アナリストらによりますと、北朝鮮はアメリカと韓国の合同軍事演習に抗議し、今回のミサイル実験を行ったということです。
バイデン米大統領は25日木曜夜、初の大統領記者会見において、「自分もオバマ元大統領と同様に、対外政策の最重要課題は北朝鮮だとみている」と語りました。
また、北朝鮮のミサイル実験に反応を示し、これを安保理決議への違反だとして批判するとともに、「しかるべき回答、対応がなされるだろう。もし彼らが自体をエスカレートさせ、自らのミサイル計画の強化を決断すれば、我々もそれに応じて対応し、友好国や同盟国と共同で必要な措置に出るだろう」と警告しています。
さらに、「北朝鮮は、弾道ミサイルの発射や核実験の実施を禁じた国連決議1718に違反した」としました。
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