スズキが、医療用酸素確保のためインド系列工場を一時停止へ
4月 29, 2021 18:05 Asia/Tokyo
自動車・二輪大手のスズキが29日、コロナウイルスの感染状況が急激に悪化しているインドで、系列工場の生産を一時停止すると発表しました。
操業停止されるのは、スズキ子会社のインド自動車最大手、マルチ・スズキの同国北部ハリヤナ州のグルガオン工場とマネサール工場と、スズキの四輪子会社であるスズキ・モーター・グジャラートの西部グジャラート州にある工場で、期間は5月1日から9日までとなります。
現在インドでは、新型コロナウイルス感染者が増加しており、医療用酸素の不足が深刻化しており、そのため、インド政府は工業用の酸素を医療用に回す指示を出しました。スズキの広報担当は「酸素は人命救助に使われるべきだ」とコメントしています。
インドでは感染者の増加により、28日には死者数が累計20万人を超えました。インド国内では病床不足に陥っており、人工呼吸器も足りていません。首都ニューデリーの市政府も、4月26日まで市全域で都市封鎖を行っていました。
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