中国で、世界2位規模の水力発電ダムが稼働
6月 29, 2021 15:49 Asia/Tokyo
中国南西部に完成した、世界2位の発電能力を誇る白鶴灘水力発電所が28日、操業を開始しました。
フランス通信によりますと、このダムの稼動について中国政府は、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」目標の達成に向け大きな節目となったと称賛しています。
発電能力では同国の三峡ダムに次ぐ世界2位となる同ダムは、高さが289メートルにおよびます。国営メディアは、同発電所の部分操業が28日朝に始まったと報じています。
国営の中国中央テレビの報道によれば、白鶴灘水力発電所の発電能力は1600万キロワットで、フル稼働すれば50万人が1年間に必要とする電力を1日で発電できるということです。
習近平国家主席は、同発電所が「炭素排出量を抑えてカーボンニュートラル目標を達成するため、さらなる貢献を果たす」ことに期待すると述べました。
しかし環境保護団体は長年、このダムの建造により、希少な動植物の生息地が破壊されると警鐘を鳴らしている。
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