中国が、台湾問題への干渉についてG20に警告
10月 30, 2021 20:38 Asia/Tokyo
中国の王毅外相が、イタリアで開催中のG20・主要20カ国地域会合の参加国に対し、台湾問題への一切の干渉について警告しました。
ファールス通信によりますと、王毅外相は「アメリカと他の一部の国は最近、台湾に手を出すようになってきているが、これは中国との国交樹立の時期に同国に対し確約した内容と矛盾する」と述べています。
また、「50年前に『1つの中国』の原則にのっとった政策を止められなかったなら、21世紀にもそれは不可能だ」としました。
さらに、「わが国に反対する国々がこのような行動を続ければ、確実にそれに見合った代償を払うことになるだろう」と語りました。
王外相がこの立場を表明したのは、最近になって台湾をめぐる西側諸国と中国の間の緊張が高まり、台湾海峡におけるアメリカとその同盟国の軍事的挑発が中国のいら立ちを招いた中でのことです。
こうした中、中国は台湾を自らの領土の一部とみなしており、アメリカの挑発行為や台湾向けの武器売却を、国家主権の侵害および、「1つの中国」政策に反するものだとしています。
さらに、アメリカをはじめとする国連加盟国も、台湾を独立国とは公式に承認していません。
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